なぜKazmaxの「お金は拾うものプロジェクト」に参加してしまう人がいるのか考えてみる

いつも通りTwitterを眺めながら土曜の朝を消費していたところ、このような動画が目に入りました。

 なんと10万円をKazmaxさんに預ければ27カ月くらいで1億円になるそうです。もはや年率何%のリターンかも計算できません。しかもノーリスク。

「おお…結構キツイ動画やな…(てかジャパネットたかた社長の質の悪いモノマネ…??それとも林修センセイ…??)」と僕は思ったのですが、このかなり胡散臭い話を聞いて本当に10万円払ってしまう人はきっと後を絶たずKazmaxさんはジャパネットたかた社長とまではいかずとも、大儲けしてしまいます。

 

  • 〇〇さんが推薦している
  • 本人が羽振りのよい私生活をSNSupしている
  • 若干怪しいと思いつつも、参加した人が本当に儲かってしまった場合、悔しい思いをする
  • 情報強者な自分、特別な自分だからこの情報が回ってきた

 

色々と理由がありそうですが、特に「情報強者な自分、特別な自分だからこの情報が回ってきた」は厄介な勘違いです。

 情報弱者と比べて情報強者はたしかに様々な面で得をします。株式投資や不動産投資は完全に情報戦ですし、受験や資格試験では、どのような傾向の問題が出るのか、今年の試験問題のヤマなどは各予備校が全力を挙げて調査に当たります。しょうもないところだと、Twitterでは結構な無料キャンペーンやコンビニでの無料サンプル情報が回ってきたりします。(お世話になっております。

情報強者は確かにお得で、インターネットが発達した現在は特に顕著です。

ただしこれには落とし穴があって、普段から情報をたくさん浴びていることと情報強者であることは違います。インターネットが発達したからこそ、質の高い情報だけでなく、便所の落書きどころか便所にこべりついた糞のような情報も溢れています。

最近はgoogleで「〇〇 おススメ」で調べるとアフィリエイトを目的とした微妙なブログしか出てこなくなってしまっていて、個人的に(コレでいいのかgoogle)と感じるとともにリアル店舗で手に取って探すことも増えてきました。

本当に良いサイト・ブログもあるので一概には言えないのですが、世の中に無数にある情報を自分に必要な情報なのか、不要なのか、質の良い情報なのか、詐欺まがいのようなものなのか、を判断できることが情報強者である条件です。「自分はいつも様々な情報に触れているから情報強者だ!」というのは大きな勘違いをしているわけです。

また自分を情報強者だと勘違いすることと近いのですが、「特別な自分だから特別な情報が入ってくる」と勘違いすることもままあるようです。

僕のような下っ端平社員に美味しい話がくるわけはないので、たとえそんな話が来てもスルー間違いないのですが、世の中には自分は特別で世界は自分を中心に回っていて、自分は世界の中心で愛を叫んでいるんだ!と思っている方も多いのようです。

記憶に新しいかぼちゃの馬車で騙された?人にはエリートサラリーマンや会計士、弁護士など俗にいうハイスペック・高属性の方が結構いたようです。決してザマァ!飯ウマウマ!なんて思っていません。(ザマァ!!!

高野山の坊主投資のはなし

たとえ俗にいう高属性のサラリーマンや士業の方であっても、美味しい話というのはそうそう耳には入ってきません。高属性のサラリーマンは思った以上にいますし、医者や弁護士・経営者もその辺にゴロゴロしています。全然世界の中心じゃありません。

じゃあもっと特別そうな人はどうかと言うと、それでも美味しい話はなかなか回ってこないようです。

僕は橘玲さんの本が好きで、よく読んでいるのですが、先日「臆病者のための億万長者入門」という本を読んでいたところ、高野山の僧侶が銀行や証券会社に言われるがままに投資をし、大損をこいて、トップが辞任した、という内容の一説がありました。


 

 その額なんと15億円。高野山と言えば、弘法大師・空海が開いた真言宗のおひざ元で、そのトップの僧侶と言えば、それはもう非常に尊く、世界の中心とは言わずとも、坊主界の中では割と中心に近いところでお経を叫んでいらっしゃる方だと見られます。

そんな方のところだととっても美味しい(儲かる)話がきてもおかしくなさそうですが、銀行や証券会社がすすめたのは小難しくて、なんとなく儲かりそうな雰囲気があって、手数料が馬鹿高い(銀行や証券会社がめちゃ儲かる)投資信託や外国債券などでした。退職金をもらったおじいちゃんが引っかかるやつと大体同じだと推測されますね。結果はすでに記載した通り、15億円の含み損を抱え、トップは辞任することとなりました。

高野山真言宗が「投資失敗」で含み損15億円。宗教法人の資産運用はどこまで?(弁護士ドットコムより

 こんな尊い、少なくとも僕やハイスぺリーマンよりは世界の中心に居そうな、特別っぽい人のところにも特別な話は来ないのですから、僕やあなたが特別で、僕やあなたが簡単にアクセスできる情報が美味しい話である確率は非常に少ないと言わざるを得ません。

 

Kazmax氏の「お金は拾うものプロジェクト」が本当にすごいものなのか、詐欺なのかはわかりません。ただ少なくともノーリスク・ハイリターンの投資などはこの世には存在しないため、「おお…いまだにこんな面白い人が居るのか…(苦笑」と面白がりつつスルーしなければならない案件です。

しかし、冒頭にも書いた通り自分のことを「特別だ!」と思っている方のうち一定数は参加し、Kazmax氏にお布施を払うことになります。

後々になって「騙されました。お金返してください。被害者の会です」みたいな人が出てくるのか、はたまた「まじで人生変わりました!ヒャッハー!」な人が生まれるのか、これからも糞暇な時にウォッチしていこうと思います。

 

Tchau!!

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください