クリスマスに涙を流しながら年間配当金を数える

少し落ち着いてきましたが、投資家にとって今年は大変なクリスマスになりました。

12/24クリスマスイブにダウが前日比-653$の暴落。

次の日の日経平均は一時1,000円以上マイナスとなりついに20,000円を大きく割ってしまい、年末は上昇するというアノマリーも一切効かない状態で、12/25の東証一部の新安値銘柄数は1550銘柄と全体の70%となりました。

要因としてはFRBの利上げとパウエル議長の「景気懸念」に関する発言に端を発する下落、それに対してトランプ大統領がパウエルを解任するかもしれないとの報道によりさらに下へ、クリスマス直前にムニューシン財務長官が「大手銀行に連絡をとった。大丈夫だ。」など逆に市場の不安を煽るような記事が出たり。

そこに続いていた米中貿易摩擦など諸問題に関する懸念が一気に噴出かつ市場を席巻しているアルゴリズム取引が爆発してオーバーシュートした、という見方が多いようです。

また日経平均はついに20,000円割れと、なっていますが、個人投資家に人気のマザーズ市場は10月以降下落が続いており、今年の最高根からは44%の下落となっていて、個人投資家にとっては非常に厳しいクリスマスになったのではないかと思います。

個人投資家が多く意見交換するTwitterのタイムラインには破産した者、頭がおかしくなってしまった者、逆に空売りで大儲けした者、「リーマンショックはこんなもんじゃなかった…」とドヤァする者()など、とにかく大騒ぎでした。

ちなみに「リーマンショックはこんなもんじゃなかった…(ドヤァ)」おじさんは「昔はもっと大変だった。今の若者はたるんでる…!」と会社で下呂毒づいている老害になぞらえて金融老害と呼ぶらしい。また1つ賢くなってしまった。

※相場が大変な時はタイムラインも大喜利状態で結構面白いです。まぁ今回の暴落は笑えませんでしたが。。

市場に長く参加していると必ず暴落には向き合わなければならない。

12/26夜間のダウがこれまた1000$上昇と今度は上方向へ噴射し、12/25には流石に多少買い向かったことから、大底よりはかなり回復していますが、今回の暴落で僕のポートフォリオもついに1,000万円を割る事態となっています。(ボーナス結構入れたんやけどね!)

僕も含めて若い投資家は、チャイナショックは経験していても基本的にアベノミクス以降の上昇相場しか経験していないことから、「数カ月にわたってダラダラ下げる」「日々のボラティリティが高すぎる」「オーバーシュートが過ぎる」など今までの常識が通用しない相場になっています。

しかしリーマンショックが資本主義の崩壊と呼ばれる、それこそ超ド級のモンスターショックだったことを除いても、市場はたびたび暴落に直面していて、好況と不況を繰り返して徐々に世界経済は成長してきています。

ゆえに今が不況への入り口、アベノミクスの終わりの始まりかどうかは誰にもわかりませんが、特に不思議な動きではなく「ついに来ちゃったかー」というくらいで、悲しくはありますが受け止めて戦略を練らなければなりません。市場に長く参加している人ほど暴落に向き合う回数も多くなりますし、逆に市場に居続けるからこそチャンスに出くわす回数も多くなります。

今回の暴落で壊滅級の痛手を負った若い人は、経験値を得たと思ってまた貯金して、気が向いたらマーケットに向き合いましょう。つらくなったらサボることが出来るのも個人投資家のいいところです。

年間配当金を数えることで理性を保つ

僕のポートフォリオは基本的に日本株100%。むしろ最近の下落で「安すぎる!」と思って信用買いを行い少しレバレッジがかかってしまっている状態です。

ほんの少しですが気分が悪いので投資信託を売却したり、現金預金から投入して年明け早々には信用ポジションは解消する予定です。

そのため今回の暴落も全身で受け止める格好になってしまって、クリスマス前の3連休は奥様が出張中であったことから、糞安くて長居しても怒られないベローチェで、投資本を読んだり、著名投資家のブログを漁ったり、リーマンショック時の記事をネットで探したりと我ながらメンタルがやられていたな、と今になって思います。

ただそんななか本の一節で下記のような文に出会いました。

“株、はどう考えても、配当のためだ。”(ジョン・バー・ウィリアムズ)「投資の価値理論」より

普段から高配当&優待がある銘柄をメインに投資していることから、この1文は胸に突き刺さりました。

たとえ市場全体が悪化し、持っている株価が半額になっても、その会社の業績が悪くならない限り配当は裏切らないはずです。

現在の僕のポートフォリオの年間配当金は28万円で1か月分の手取給料に値します。ここにさらに10~15万円程度の株主優待が貰えるため、結構まとまった金額になります。

クリスマスに1人配当金を数え、そして今後積みあがる配当金に思いを馳せることでメンタルを立て直すことができました。

暴落をチャンスに変えるためのキャッシュポジション。もちろん僕は持ってないけどね!(泣

さて近年の上昇相場で「乗り遅れたくない!」「あの人みたいに儲けたい!」「信用取引でレバレッジかけない奴は阿呆!!」「踊らにゃ損々!!」と、投資初心者ほど過剰にリスクを取りに行っているような印象をTwitterのタイムラインや投資仲間から受けました。

たしかにこの上昇相場がいつまで続くかわからない中で早くリタイアできるくらい儲けたい、という気持ちもわかりますが、過剰なリスクテイクは逆方向に火を噴いたときに全く身動きがとれなくなってしまいます。

↑このかたはフルレバレッジをかけて少数銘柄に投資、というか投機して、今回の暴落により一時は1億円以上あった資産がすべて消え、借金が残ったそうです。

御年46歳。人生100年時代と言われる時代ですから、まだまだ頑張ってほしいですが、この年で借金を負うと経済的にはかなり厳しい状況であると言わざるを得ません。

ここから学ぶことは我々個人投資家が戦うべきは相場ではなく、「己の欲」なのかもしれません。Twitterやブログには今回の暴落でいわゆる相場からの退場となった方が大勢います。その方々から学ばせて頂くことは多いはずです。

僕も基本的に余裕資金のほとんどを日本株へ投資しているため、あまり余力がないのですが、チャンスを生かすために多少の上昇余地を捨てでも、ある程度キャッシュポジションを残しておくことも戦略に取り入れようと思います。

今回は信用取引と別途貯めていた貯金を取り崩すことで、叩き売りされていた高配当&優待株あるいはバリュー株をいくつか購入していて、今のところそれが功を奏していますが、さらに下に突き抜けたら…と怖くなってしまう状況でもありました。そのようなポジションは本来持ってはいけないと分かっているのですが、「最悪財形貯蓄取り崩せば全額現引きできるな」と算段をつけた上での最後の買いむかいでした。

今のところそれが功を奏し、ポジションも最高地点よりは落とすことが出来たので少しホッとしています。

今回最後に買い向かった銘柄
  • 岡山製紙
  • 丸八ホールディングス
  • マブチモーター
  • 河西工業etc..

※PFにレバレッジがかかっている状態だったので昨日上昇した所で売却した銘柄もあります。

やっぱり最後に買い向かったのも以前から狙っていた優待&高配当あるいはバリュー銘柄なのでした。

2019年も重要イベントが目白押し。ランダムウォークに左右されない軸を持った投資を続けたい。

今年はアベノミクス始まって以来、年初より年末の日経平均が下がって終わる相場となりました。また来年は日本国内では消費税増税という大イベントが控えています。現状、消費者レベルで景気が回復したとはあまり言えない状況で消費税を増税するというのは完全に悪手だと考えているのですが、市場にどのような影響を与えるのでしょうか。増税に伴ってキャッシュレスによるポイント還元が検討されているようなので、キャッシュレス関連銘柄など個別では盛り上がるかもしれませんが、全体的には下方向になるように思われます。

また、世界に目を向けると、米中貿易摩擦、中東情勢、原油安、今はおとなしくしている北朝鮮の動きなど様々なリスク要因は継続していますし、イギリスのEU離脱(ブレグジット)交渉期限、欧州会議選挙、米露核全廃条約の手続き開始など大型イベントが目白押しで市場の不安定化が懸念されます。中でも米露核全廃条約破棄はトランプならあり得る話なので本当にビビる…。。

このように書くと「今のうちに売ったほうがよいのでは!!?」という方も居ますが、来年マーケットが大暴落するかどうかというと「わからん」という一言に尽きます。

マーケットは常に様々な要因で上下を繰り返し、それが時に上にも下にもオーバーシュートしたりして長期間通してみると完全にランダムに動いているように見えるランダムウォーク理論というものがあります。

プロと呼ばれる方々も今年の日経平均予想は大外ししており、そんな中でニトリの社長の予想は凄すぎますが、これもちょっとした要因で大外れになったはずです。↓

結局わからん相場にどうやって向き合うか。それは個人の投資方針によります。というと非常に投げやりな感じに聞こえてしまいますが、「個人の投資方針に従う」これが非常に難しい。

投資を始めるときは「月に1万円くらいほしい」「配当と優待でちょっとだけ豊かに」など控えめだったはずの欲がいつの間にか「何千万欲しい、億円欲しい、すぐに欲しい!!!」となってしまって、信用取引に手を出し、ついには破産に向かってしまう人が後を絶ちません。

それが自身の投資方針ならば何も言うことはないのですが、多くの破産者たちは「こんなはずじゃなかった…」と後になって語っています。明日から1/4まで仕事もマーケットもお休みです。ゆっくり家族と過ごして「己の欲」に向き合って2018年がダメだったなーと感じている人は2019年からの「投資方針」を考え直すきっかけにしてみてはいかがでしょう。

ruuutaの投資方針
  • 投資総額の半額は2-3銘柄の有望な銘柄に投資。ただし常に業績・経営状況・経営者をウォッチし、シナリオが崩れたら即売却。思い込みは禁物。
  • 残りの半額は高配当&優待銘柄&好財務である銘柄に分散投資→毎年配当を積み上げるイメージを強く持つ。優待は日々の生活に彩を、奥様の機嫌もよくなる。(実感)
  • 信用取引はダメ、絶対→投資先の企業はレバレッジをかけて事業を行っている。投資家までレバレッジをかける必要はない(バフェットの教え)
  • 天引き貯金・節約を心がける→給料の25%は貯金に回す。ある程度貯まったら投資に回す。臨時収入は原則全額貯金する。(本田清六の教え)

僕もこの年末を使って自分の欲と向き合い、投資方針を見直してみようと思います。みなさま、よいお年を!

Tchau!!

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