吉野家で怒鳴り散らす人は何を思うか~高度な吉野家スキームを添えて~

僕は吉野家が大好きだ。

ご存知の通り栄養バランスが良いわけでも、特別美味しいわけでも、また使っている肉も良くないものだろうことは実際に吉野家で働いたことがないので知りえないが、なんとなくわかる。

それでも大好きだ、と言い張る理由はとにかく安くてそこそこ美味いからだ。

吉野家は本当に安い。申し訳なくなるくらい安い。ごめん。

本当に申し訳ないのだが、僕は吉野家で現金をお支払したことがほとんどない。

スマホアプリのクーポンと、株主優待、ときには前回来店時のレシートに付いているアンケートも駆使して、温玉牛丼に味噌汁かトン汁をつける。

それでも端数が生じてしまうので、残額はジェフグルメカードを使用して店を出るころには、店に入る時より小銭が増えている。一度だけ嫁と「今日はもう吉野家でいいか~」となった時に、この高度な乞食スキームを発動したところ、「もうあなたとは二度と吉野家に行かない」と言わしめるほど高度な乞食スキームである。

嫁が料理好きということもあり、1人暮らしの時ほど吉野家を訪れる機会は減っていたのだが、最近某乞食仲間からこんなサービスが出ていることを共有いただいた。

スマホ決済Origami Pay、吉野家で牛丼一杯半額キャンペーン開始(ASCII×キャッシュレス)

ジーザス。

吉野家で300円以上Origami payで支払すると190円引き、牛丼並盛なら実質半額になる、というこれまた高尚な案件だ。しかも現在、妻はちょうど長期海外出張で2週間ほど居なくて飯の具合に困っていたところだった。持つべきものは乞食仲間なのだ。

ちなみにこの乞食仲間のKは基本的にネット上の絡みしかないのだが、一度丸亀製麺でのオフ会という乞食度が試されるオフ会をしたことがあった。

Kは店に入るなり自分の席を探すふりをして各テーブルを巡回し、その月のうちに5枚貯めると1杯無料になる「うどん券」を華麗に5枚集めて、スマホアプリで天ぷら無料券を出し、見事天ぷらうどんを0円で手にしていた。それだけでなく「ほらよ」と一言。なんと僕の分の5枚も回収してくれていたのだ。

クーポン1枚を握りしめていただけの僕は惨敗を喫するとともに、一層乞食道を極めねばならぬと己の未熟さを実感させられた。良い子のみんなは碌な大人にならんので絶対にマネしないでほしい。

↑うどん札

この時期の吉野家のねらい目と言えば牛すき鍋膳である。すき焼き風で鍋に牛肉・野菜・豆腐・うどんが入っていて、生卵もついてきて690円(税込)。実際にどうかは知り得ないがなんとなくバランスも良く思えて、自分の身体への罪悪感も和らぐ。

690円なのでクーポンで50円引きとし、株主優待で300円引き、340円としたところでOrigami Payを発動して190円引き、残額150円が純粋なキャッシュアウトとなる。

普段は吉野家でキャッシュアウトしないと言ったがorigamiによる割引恩恵を得ようと思うと300円以上の支払い、つまり最低110円のキャッシュアウトは避けられないし、僕ももう30手前なのでこれくらいは気持ちよく払うことが出来る。大人になるってこういうことかな、って思った。おっとorigamiにはクレジットカードを登録して使用するので、クレジットカードのポイント1%と、それに吉野家で貯まるTポイント0.5%も忘れてはならない。ここまで計算してこその乞食道である。

高度な吉野家スキーム①

高度な吉野スキーム②(12月中の期間限定!)※現在は終了しています

ちなみに上記のスキームは他の激安チェーン店にも応用できるケースが多い。みんなも自分自身の得意なスキームを考えて教えてほしい。

安くてもホスピタリティを忘れない吉野家。店員に怒鳴り散らすおっさん。

吉野家のすばらしさは十分伝わったと思うのだが、吉野家にはさらに素晴らしいことがある。

店員さんたちのホスピタリティだ。現金をほぼ払わない、時にはジェフグルメカードによって合法的にレジの小銭を奪っていく、はっきり言ってド畜生に対しても「ありがとうございました!またお越しくださいませ!」や「お茶のおかわりいかがですか??」などこちらが申し訳なくなるくらい気を回してくれる。

最近は留学生だろうか、外国人のアルバイトの方も増えてきているように感じられるが、教育が行き届いているのだろう、カタコトの日本語で笑顔で対応してくれて、それがまた微笑ましい。たまに上記の高度スキームを発動したときは眉間にしわが寄っているようにも思えるが、たぶん視力の問題だと思う。きっと苦学生で勉強しすぎなんだな。がんばれ。

さて昨日もカフェで作業や勉強をしているとランチ時を随分過ぎてしまい、駅近の吉野家へと足を運んだ。例に倣ってorigamiスキームを使って牛すき鍋膳を食することに全神経を注いでいたのだが、「研修中」と書かれたネームプレートを付けた店員さんがめちゃくそ可愛くて一瞬意識を持っていかれそうになった。危ない。

意識を戻してゆっくり牛すき鍋膳を食べていると、突然ちょっと離れた席の中年男性が「~*2%$0$>?\\69~%%!」と別の女性店員に絡み始めた。どうやらみそ汁がどうのこうのと揉めているようだ。

いかんいかん、と意識を牛すき鍋膳に戻すが、その人の絡みはヒートアップし、「~~*2%$0$>?\\69~%%~!!!!!!!」とついに怒鳴りだし、止めにかかった周りのお客にも絡みだす始末。突然の修羅場に面食らってしまって、呆然と見つめていたらそのうち警察がやってきて、その男性は連れ出されてしまった。

まぁこういうこともあるよね、と牛すき鍋膳に意識を戻したが、吉野家の店員さんはここでもホスピタリティを発揮して、店内に居るお客1人1人に謝って回っていた。僕のところにも先ほどの可愛い店員さんが謝りに来たが、そこで「全然大丈夫です!怖かったですね!このあとお茶しません?」と爽やかに言うことなど出来なかった自分が悔やまれる。マジで。

なぜおっさんは怒鳴り散らすのか。自分が価値のない人間のように扱われているという被害妄想。

このような怒鳴り散らす人々などは遭遇頻度は低いものの実は珍しいものではなく、激安チェーン店では時折見受けられる印象だ。

僕は大学生の時にお洒落なイタリアンカフェ&バー(通称サイゼリア)で働いていたのだが、1週間に1-2組はこのようなブチ切れ客に出くわしていたし、自分も「~~*2%$0$>?\\69~%%~!!!!!!!」と怒鳴り散らされたことがある。

理由は様々だが、ほんの些細なことが多く「料理が出てくるのが遅い」「オーダーを取る態度が気に食わない」「料理が冷めている」などなどサービスに対して難癖をつけてくる。

実際に料理に問題があったのならお詫びして取り換えるのだが、だいたい難癖であることが多い。「料理が冷めている」と言われて「では取り換えますね」というと「そういうことじゃないだろう!誠意を見せろ!謝れ!~~*2%$0$>?\\69~%%~!!!!!!!」などと言いだす。一体どういうことなんだろう。。

そもそも激安なのだから安かろう、悪かろうだろう、をみんな認識して来店しているはずで、実際それを認識しているお客が大多数であることは間違いないのだが、中にはこのように意味不明な難癖をつけてくるお客が一定数居る。

自分の経験から難癖をつける理由は大きく分けて3つあると考えている。

おっさんが突然怒鳴り散らす理由

①難癖をつけてなんとか0円で乗り切りたいリアル乞食

②自分が粗末に扱われているような錯覚、被害妄想を持っている

③単に面白がっている。悪ふざけである。

①「難癖をつけてなんとか0円で乗り切りたいリアル乞食」は僕のような品行方正な乞食から見ると乞食の片隅にもおけない輩だが、店側の対応としては簡単で「お会計は結構です」と言えば、おっさんも引き下がることが多い。

店側にとっては料理の原価分が損失になるが、大きな揉め事に発展するよりは良いし、時間も取られずに済むし、激安チェーン店と言っても大元は大企業であるため数百円分の損失は痛くない。(会計上も営業外損失になるはずだ)

一方②「自分が粗末に扱われているような錯覚、被害妄想を持っている」お客が厄介である。

「お会計は結構です」と言っても引き下がらないし、ずっと絡んでくるし、大声をあげて周りのお客にも迷惑をかける。

数年前に話題になった、男女数名がコンビニ店員に土下座させた事件が代表的な例だろう。

このような怒鳴り散らす・支離滅裂なクレームを言い続ける人の思考や気持ちは知り得ないし、知りたいとも思わないが、基本的にプライドは非常に高いのだが、自分がお金を持っていないことも相対的に社会的地位が低いことも自覚していて、それを自覚しているからこそ、激安チェーンで店員のちょっとした態度にブチ切れしてしまうのだと推測される。

もちろん店員は、可愛い女の子やイケメンにはちょっと優しく対応するかもしれないが、基本的にすべてのお客に対して平等に接していて、好みじゃない中年男性だからと言って粗末に扱うことはないのだが(たぶん)、「ちょっと声がちさかった」「ちょっと料理が遅れて出てきた」ということに対して、自分がほかの客より丁寧に扱われていないのではないか、という錯覚に陥ってしまうのだ。

ちなみにコンビニ土下座事件については③に該当する可能性もある。③に該当するのはイキリ倒した中学生~大人になり切れなかったマイルドヤンキーに多い印象だ。こういうのは話し合うまでもなく警察に突き出すのがよいだろう。(たまに日ごろのイライラを店員にブツけているだけの客もいるがこれも同様)

このようなお客には心を込めて相手が納得するまで謝るか、それでも納得しないなら今回のように警察を呼んで仲介してもらうことになってしまう。

激安チェーン店の本質をとらえよ。さすれば怒りが湧いてくる道理などない。

さきにも書いたが激安チェーン店であるには理由があって、すべての料理工程・サービスが効率化されているからこそ、あの低価格が実現されている。

効率化されているにしても日本の激安チェーンやコンビニ店員さんのホスピタリティにはいつも感心させられるものがあり、店に入ると必ず「いらっしゃいませ」、何を言わなくても水やお茶が無料で出てきて、僕のようなお金を払わない人間にも可愛い笑顔で「ありがとうございました!またお越しくださいませ!」と言ってくれる。ありがとう。絶対また来る。

時々海外のマクドナルドなんかを訪れると店員さんはブスッとしているどころか、「早くオーダーしろや」と言わんばかりにガン飛ばしてくるのをご存じだろうか…?それを知っていると日本の激安チェーン店のホスピタリティのレベルの高さが身に染みる。

たまに水をこぼしたり、オーダーしたのと別の料理が出てくることもあるが、その時は本当に申し訳なさそうに謝ってくれるし、全くそのつもりはないのに「今回のお会計は結構です」と言われることさえある。(もちろん払った。優待の期限的に払いたかったから…)

吉野家のアルバイトの時給をご存じだろうか。近年多少アルバイトの時給が上がっているとは言え900円である。彼ら彼女らは1時間を900円で売っているのであって、そんな人や企業努力を重ねて安すぎてそこそこ美味い料理を提供してくれる激安チェーン店にに過剰なサービスを求める道理があるだろうか。

ちょっといいサービスを受けようと思ったら普通は「サービス料」として10%程度取られたり、海外だとそれがチップとして支払うべき料金になってくる。

この頃ネSNSによりこのような案件はすぐにネット上で拡散するようになったが、いわゆる「カスタマーハラスメント」というのが深刻な問題になっている。

怒鳴り散らクレーマーによって、アルバイトや社員が辞めてしまうのだ。「嫌ならやめろ!」では済まない。現在は人手不足で、だからこそアルバイトの賃金も上昇を続けている。

アルバイトの人件費はもちろん牛丼の原価に含まれているわけで、企業として原価を割るようなものは永遠に提供することは出来ず、そうなってしまえば、金のない人間は偉そうに牛丼を食べることが出来なくなってしまうかもしれない。また、歴代の品行方正な乞食が築いた「高度な吉野家スキーム」が機能しなくなってしまう可能性もあり、僕としてはそれだけは何としても阻止しなければならない。

今回は吉野家を例に出したが、激安チェーン店で働くすべての方々に僕は感謝しているし、多くのお金を払ってあげられない分、楽しく気持ちよく働いていて欲しいな、と思う。

別にコンビニ店員が座りながらレジ打ちしたって、暇なときはスマホいじってたっていいじゃないか。僕たちはそこに激安店の価値は求めてないだろう?

そろそろお昼時なのでクーポンと優待とorigami使って今日も牛すき鍋膳を食べようと思う。牛すきチゲ鍋膳もいいな。だって超安くてそこそこ美味しくて、店員さんは最高だから。

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